2022.07.16 『“オイル仕上げ”って?』

いきなりですが皆さま、“オイル仕上げ”ってご存知でしょうか? 

インテリアをお探しの方なら耳にしたことがあるかもしれない、

“オイル仕上げ”というワード。オイル?油?木に塗るの?

話すと長いようで短いようで奥が深い、「塗装」について今日はお話ししたいと思います。

 

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SOLIDの製品は天然木100%の無垢材を使って作られています。

無垢材の魅力はなんといっても経年変化が楽しめること。

自然が生み出した芸術ともいえる木目や木肌、色味や風合いを最大限に

楽しめる“オイル仕上げ”。

今日はオイル仕上げの魅力を語りつくしたいと思います

 

ウレタン塗装orオイル塗装

 

“オイル仕上げ”を語るには、まず他の塗装の種類にどんな種のものがあるのか

お話ししなければなりません。

SOLIDでは仕上げの塗装を“オイル塗装”、“ウレタン塗装”の二種類から選べます。

 

▼ウレタン塗装▼

分かりやすいところでいうと「お料理屋さんのテーブル」でしょうか。

表面がツルンとしていて、水分をピンっと弾くイメージです。

「ウレタン」と呼ばれる樹脂でコーティングする仕上げ方法で、一般的な塗装といえます。

 

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こちらはウレタン塗装で仕上げたスピーカー。ツルンッ、ですね。

ウレタン塗装のメリットは傷や汚れなどにそこそこ強く、

比較的お手入れがしやすい塗装です。

しかし、たくさん使うにつれ摩擦などにより表面の塗装は薄くなり、やがて剥がれてしまいます。

剥がれてしまった塗装は“修理”という形で直すことができますが、時間とコストがかかるのが

唯一の欠点といえるかもしれません。

 

▼オイル塗装▼

“アマニ油”ってどこかで聞いたことあるような…

成熟した亜麻の種子から取れる乾性油のことです。

もーっとわかりやすく言うと植物性の油です。

このアマニ油を木に直接塗っていく塗装のことを「オイル塗装」といいます。

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オイル仕上げの良いところ、最大の“推し”ポイントは

「自分の手でメンテナンスができて、無垢材の良さを最大限に楽しめる」ことです。

正直に申し上げますと、表面の強度や耐久性はウレタン塗装よりやや劣ります。

しかし!オイル塗装で仕上げると、使い込むごとに木そのものの美しさが引き出され、

メンテナンスを繰り返すたびに味が出て…まさに天然木の醍醐味といえます。

 

How to お手入れ方法

 

ウレタン塗装とオイル塗装でお手入れの方法も異なります。

「テーブルやチェアのお手入れなんてしたことない・・・そもそもするの?」

そういう人が世の中の大半だと思います。私もSOLIDにくるまで

インテリアのお手入れのことなんて考えたことありませんでした。(お掃除はしていますよ・・・?)

ここまでオイル塗装を“推し”てお話ししてきましたが、これは「どっちが良い、悪い」という

話ではありません。使う人のライフスタイルに合わせて好きな方を選んで良いのです。

 

▼ウレタン塗装のお手入れ▼

固く絞った布巾で拭いていただくだけです。

・・・・・・それだけ?と思うかもしれませんがそれだけです。

日頃のメンテナンスはこれといって必要ではありません!

 

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市販されている除菌シートや除菌スプレーなどもご利用いただけますが、

アルコール度数の強いものは、表面の塗膜が溶けてしまう恐れがあるので

注意が必要です。

 

▼オイル塗装のお手入れ▼

日頃のお手入れはウレタン塗装のものと同じく、「固く絞った布巾で拭く」です。

え?同じ?はい、同じです。

で・す・が!

オイル塗装は表面にオイルを塗り込んでいるだけの仕上げ方法・・・

雨の多い時期は水分を多く含んで膨らんだり、冬は逆に乾燥してカサカサしてしまいます。

日本は一年を通して湿度のアップダウンが激しいですよね。

最近も梅雨が明けたと思ったのにジメジメなお天気が続いています。

気候変動の少ない場所で育った木からすれば「カンベンしてよ・・・泣」って感じですね。

乾燥が極端に進むと、状況によっては割れてしまったりもします。

テーブルになった後もチェアになった後も、木は生きているんですね。

 

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なので、季節の変わり目(年に2回、衣替えのタイミングでも良いですね)に

オイルでお手入れをすることで、木を「保湿」してあげましょう。

方法はいたって簡単です。

メンテナンス専用のオイルを、木目に沿って塗り込む!

以上です。小難しい知識やテクニックは必要ありません。

着なくなったTシャツや、目が細かめの布巾で適量を塗布してください。

 

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全体に塗ってから一時間もすると、表面にプツプツとオイルが浮き上がってきます。

これは木が吸いきれなかった分の余りオイルです。

それをふき取り、さらに8時間ほど乾かせばお手入れ終了です。

(※拭いた布は自然発火する恐れがあるので、水を染み込ませてから

生ごみといっしょに処理します。)

 

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仮に目立つ傷や汚れができてしまった場合、なんとかしたいなぁ、というときは

ホームセンターなどでも売っている“やすり”で削ってお手入れができます。

オイル仕上げのメリットの一つ、セルフメンテナンスですね。

目が粗いやすりと目が細かいやすりを使いわけて、丁寧に削ります。

(※今からやろっかな!?という方、具体的な方法についてはお電話などでお問い合わせください)

 

自分で簡単にお手入れできるよ!きれいに保てるよ!

といった主旨のお話をさせていただきましたが、“オイル仕上げ”の

最大の魅力は実はそこではありません。

オイル仕上げ最大の魅力・・・

それは「お手入れするたびに、味わいが増す」ことです。

きちんとお手入れを繰り返すことで、なんなら新品で買った時よりかっこよくなります。

自分の手で、または家族みんなでお手入れすると、それも思い出になりますよね。

「新品で買ったときの、ピカピカの状態を保たなきゃ!」

と思いながらお手入れしているとちょっとストレスになります(笑)

確かにきれいに使うこともちろん大事ですが、それよりかは

「あらら、こんなところに傷が・・・まあこれも思い出か」

くらいの感じで使い続けた方が、きっと楽しい人生になると私は思います。

 

「オイル仕上げの魅力!」と題しましたが、

前述したとおり、ウレタン塗装とオイル塗装、「どっちが良い、悪い」はありません。

木の種類も、椅子の高さも、天板の形も、人それぞれ好みがあります。

ライフスタイルに合わせて、好きなものを選んで良いのです。

“選ぶ楽しさ”を、一人でも多くの人に体感していただきたい。

そんな想いを込めた今回のブログでした!ではまた!

栗原 承子

栗原 承子Shoko Kurihara

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