2024.01.18 木材の黒いダイヤモンド

皆様こんにちは!

先日、初登場で自己紹介をさせて頂きました、藤武です!

まだまだ寒い日が続いていますね・・・

春が待ち遠しいここ最近ですが、本日はあたたかみが感じられる木材の紹介をさせて頂きます。

その中でも、SOLIDの雰囲気をより一層引き立てるウォールナット材についてご紹介です!

 

WN1

 

ウォールナットは、チーク・マホガニーと並び世界三大銘木に数えられる木材で、

美しい外観と耐久性から昔から重宝され、床などの内装材、

楽器の素材など、幅広く利用されていました。過去には飛行機のプロペラといった

耐久性が必要な物にも使われていたそうですよ!

そもそも、ウォールナットはよく聞くけれど、何の木なの?

という疑問がある方もいらっしゃるかと思います。ウォールナットはクルミの木。

日本で「ウォールナット」と呼ばれる木材は、主に北米産の

「ブラック・ウォールナット」を指します。

私自身も、店内でいつも見惚れてしまうウォールナットですが、

多くの魅力がある中、3点に絞って魅力を語らせていただきます!

 

WN5

 

 

まず1つ目は、「非の打ちどころのない性質」です。

美しい木色・木目、耐久性が優れるウォールナット。

その特徴のヒミツは何なのでしょうか・・・それは樹木の生育環境にあります。

ウォールナットは、北米のアパラチアン山脈一帯に自生しており、

厳しい寒さの中で成長することで、硬く粘りのある材質となります。

木材は伐採後も呼吸を続けるため、水分を吸収して歪んだり、

冬場に乾燥して割れたりする事もありますが、ウォールナット材は、

カット・乾燥などの際に生じる「反り」や「ねじれ」といった

変形が起こりにくくなっています。

また、太陽に向かってまっすぐと成長する樹木であるため、

木目が整然としており美しい表情が見られます。

その色は、深みのある濃い褐色で、断面が空気に触れることで、

ほんのり紫を帯びた色に変化します。その美しさにより、

木目や色味を似せて着色した「ウォールナット色」の商品も多く販売されていますね。

このような特徴から、現代でも根強い人気を誇り、その需要から高値で取引がされています。

まさに「木材の黒いダイヤモンド」と評されるほどですね・・・

 

WN2

 

2つ目は、「経年変化」です。

ウォールナットは、時間の経過や日光に当たることにより、

段々と黒味・紫味が抜けていき、黄色がかった明るい茶色へと変化します。

また適度に油分を含んでいるため、表面にツヤがあり革製品のように

人が触れることで、味のある風合いに変化していきます。

当店では、オイル仕上げという方法で生産しており、

メンテナンスとして専用オイルでお手入れをしていただくと、

染みや傷を目立たなくなる事に加え、木肌の感触の変化や艶感の変化もお楽しみいただけます。

ともに暮らし、育てていく感覚を味わっていただけるのも、ウォールナットの大きな魅力です!

↑写真は、左側が経年変化で明るさが増したウォールナットのチェア。

右側が生産後約2ヶ月のものです。色の変化だけでも、与える印象はガラっと変わりますね!

 

WN4

 

3つ目の魅力は、「コーディネート性」です。

ウォールナットは、和洋ともに相性が良く、合わせる床の色味や素材も問いません。

例えば、黒やグレー、濃茶の床色に合わせると、統一感と高級感を演出できます。

反対に明るい木色やホワイトの床色に合わせると、

コントラストが生まれ、空間にメリハリができるので

より互いの素材感を引き立たせ、空間そのものも広く見せてくれます。

水墨画を思わせるような木目も、和のテイストにぴったりで、

アメリカ生まれの木でありながら日本家屋や畳のお部屋にも良く合うのです!

また、合わせる生地によっても印象が変わり、深いグリーンで光沢のある生地はレトロな印象、

帆布やデニム生地では、カジュアルで軽やかな印象を与えてくれます。

このように、同じウォールナット材でも、内装の色1つ・生地1つで、

様々なテイストに空間を仕上げることが出来る事も、定番人気の秘訣です!

 

以上、熱く語らせて頂きました!木肌の感触や木色の美しさは、

写真では伝えきれない部分も多々ありますので、

ぜひ店頭にて見て・触れて体感していただければと思います!

その際はぜひ、またウォールナットだけでなく

他の木材についても、魅力をお伝えさせて頂きます!

藤武 茉美

藤武 茉美MAMI TOTAKE

Recent

SOLID FUKUOKA

SOLID NAGOYA

SOLID OSAKA

Archive