2018.07.18 型出し
こんにちは!
SOLID LABOです。
毎日暑い日が続いておりますが、
工場内はこの暑さに負けじと更に熱気ムンムンで
がんばっております!!
さて本日のブログは、『張り』のお仕事について
お伝えしていきます。
これまでは、木工についてのお話が中心でしたが、
SOLIDの商品には木工技術以外にも
絶対に欠かかすことの出来ない重要な技術があります!!
それが『張り』です!!
張りとは、簡単に言いますと
木部以外のクッション部分に関わるお仕事のことを指します。
何がそんなに重要なのか?
皆さん、考えてみて下さい。
洋服選びをする際に一番気にすることは何でしょうか?
答えは、おそらく同じでしょう!
この洋服は自分に似合うだろうか、
そしてサイズやシルエットはばっちり合っているだろうか。
そうなんです。
基本的には家具も同じなのです!!
せっかく無垢材を使用して木フレームのかっこいいソファーを作っても
クッションの座り心地やシルエット、仕上がり感が少しでも悪いと
商品自体を台無しにしてしまいます。
この商品も
こちらの商品も
張りの仕上がり次第で
見た目や商品価値が大きく変わってくるのです!!
更に申しますと、
このクオリティー、この見た目でありながら
なんとこちらの商品は、カバーリングとなっており、
カバーが外せる仕様となっております。
SOLIDの商品は『木工+張り』
どちらにもこだわり、商品を開発しております。
そんな『張り』のお仕事ですが、
その中でも、カタチを決める重要なポイントである『型出し』について
こだわりをお伝えしていきます。
こちらは、SLC01のソファー
クッション部分に注目して下さい。
一見、ただの四角いクッションですね。
しかし、こんな四角にしか見えないクッションでさえ、
実は、型は四角ではないんです!!
こちらが縫製前の元になる型紙
なんと外周の形状は円弧を描いているんです。
どうして直線ではないのか?
そこに、張り職人の腕と技術が詰まっているんです!!
一見してただの四角にしか見えないクッションも
実は、表面のふくらみや
角に微妙なカーブをつけることで、
クッションのやわらかさや色気のあるシルエットを型出しによって表現しているんです。
しかもそれを数ミリ単位の調整をこれまでの経験と感覚で行っていきます。
張りのお仕事は、木工以上に感覚的で経験とセンスが必要となります。
四角クッションですら、
型出しをする人が変われば違いがはっきり出ます。
こだわりは、こんな場面でも!!
木工の仕上げの研磨と同様に、
型紙も最後は仕上げの研磨!!
生み出した型紙は、わが子同然(笑)
身内ながら、
どんな単純なカタチでも
こだわり抜いた魂のこもった張りの仕事には、
いつも関心仕切りでございます。
SOLIDの製品には、
そんな作り手の思いがクッション一つとっても
込められております。
本日は、『張り』のお仕事について
お伝えさせて頂きました。
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