2018.05.17 曲げ木
こんにちは!
SOLID LABOです。
本日は、木工技術の中でも特にチェアーの製造に
欠かすことの出来ない『曲げ木』についてお届けします。
SOLIDのダイニングチェアーにも、
もちろん曲げ木を使用しているわけですが、
主にどこに使用しているかと申しますと、
はい、こちらです。
チェアーの背板部分です。
これを『曲げ木』といいます。
チェアーの掛け心地を決めるもっとも重要な要素の1つで、
この曲げ木の曲がり方で掛け心地が決まると言っても過言ではございません!!
ちなみに、この曲がり具合はチェアーのデザインや使用用途によって使い分けておりまして、
曲げの円弧が小さいほど、背中を包み込むような掛け心地になります。
SOLIDの01ダイニングチェアーの背板の曲げはR435(アール※円の半径を表す単位)を使用しております。
工場で流れる商品の中でも2番目に小さいR(アール)を使用しておりまして、
背中を幅広の無垢板がゆったりやさしく包み込んでくれます。
店頭でぜひ掛け心地を確かめてみて下さいね。
ではこの曲げ木、いったいどうやって曲がっているのか気になるところですよね?
解説致します!!
『曲げ木』には、大きく分けて2つの技術があります。
一つは、蒸煮曲げといって木を煮沸させた釜で蒸して曲げる方法と
もう一つは、積層曲げといって無垢材を一度薄くスライスし接着剤を塗り、
型にはめてプレスすることで曲げる方法です。
SOLIDの商品は、後者の積層曲げを使用しております。
手順としては、まずは無垢材を薄くスライスします。
次に、接着剤を塗布し曲げの型に乗せて高周波(電気で熱を加えて)でプレスします。
背板自体は小さいですが、
曲げる型も機械も大きく実物は迫力満点です。(笑)
プレスが終わると曲げ木の完成!!
この積層曲げの特徴は、
一枚の無垢材から一度薄くスライスして曲げる為、
曲がった後には元の一枚の無垢材に戻ることなんです。
ここが一枚の無垢材を直接曲げる蒸煮曲げにも
負けず劣らずのポイントなんです。
加工を施し、
研磨をし、
仕上がりをチェックし、
塗装を施せば、
はい、元通り!!
一枚板の無垢材から曲げたように仕上がるわけです。
SOLIDでは本物の価値を感じていただける商品を適正な価格でお届けする為、
無垢材との対話を怠らず、
無垢材がもっと活きる表現方法はないか、
それを実現するにおいて生産性の高い技術はないか、
無垢材のプロフェッショナルとして日々探究しております。
本日は、曲げ木についてお届けしました。
それでは、今日はこの辺で!!
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